溝があるって?
なでしこ終わったって?
宮間に誰もついてこないって?

いい加減な報道を吹き飛ばし、ファンの悲しみを溶かしてくれる、そんな勝利だったと思います。

私はもう、涙で前が見えませんので、簡単に試合感想だけ。



◆スタメン

   横山 大儀見

鮫島 宮間 阪口 中島

有吉 熊谷 岩清水 近賀

      山根

交代カードは、

鮫島→岩渕(HT)
横山→高瀬
中島→川村


◆前半

立ち上がりがどうとかっていうより、ずぶずぶ状態のピッチにばかり目がいく試合序盤。ミスで失点してきたなでしこは、なるべくセーフティーな判断で安全に試合を運ぼうという印象。

決定機は作り作られの序盤。ピッチ濡れてるし、連動しっかりできてるかっていうと難しいんだけど、寄せの速さやシュートブロック…気持ちを感じる守備で、堅守からリズムを作っていくなでしこの姿が見えました。

12分には、宮間さんからのパスに阪口選手が飛び出しでビッグチャンス!

徐々にリズムを作りつつも、スコアレスで折り返し。試合のリズム見てると、失点しないって本当に大切ですね…。前半スコアレスって、なでしこジャパンの勝ちパターン。


◆後半  

後半最初に岩渕選手投入。宮間選手を左サイドハーフへ、中島選手をボランチへ。

この交代と配置転換がハマり、日本はサイドからチャンスを作ります。中島選手の運動量、阪口選手の巧さ、そして宮間選手はこれぞ宮間ってプレー。

何度も決定機を作りつつ決めきれなかった後半ですが、試合が動いたのは後半35分。

横山選手のポストプレーから宮間選手のドンピシャクロスに、岩渕選手ヘッド。ファインゴールでした!
攻撃陣が連動していて、実になでしこらしいゴール。

36分にはあわやゴールってボールを宮間さんが頭でクリアしたり、危ない時間がありつつもそのままタイムアップ。


◆どや。

敗退が決まった後の心ない報道に、「手のひら返しか」「なんでそんないい加減なことを」「そもそも代表って引退するとこじゃないし」ってめそめそ傷ついてたんですが、そんなファンの悲しさを溶かしてくれる、宮間あやのプレーでした。

は?この選手に代表引退って正気で言ってんの?目、開いてます?

って、すっかりもう、ドヤっております(・∀・)

あー、もうほんと宮間ファンで良かったー。(って、定期的に思う)
…マジメな話、世界でもトップクラスの選手を呼ばないって馬鹿げてますしね。


◆心が洗われた試合後。

試合後。

泣かないベテランと、泣いてる若手に、なんだか胸が熱くなりました。
山根選手、「やーまーねー!!!」っていつも、思ってるんですけど。泣いてる山根選手に宮間さんが「泣いてるしー!!」みたいな感じで背中を抱いてて(肩は抱けないんだよね…高さ的に)。

山根選手、あちこち拙いけど、必死に体張ってたし。
泣き顔みて、宮間さん嬉しかったんじゃないかなぁ。
そして見慣れた感のある、ぶっちーの泣き顔(笑)
横ちゃんは試合ごとにどんどん成長していたし。


積み上げてきたものを出す、未来につながる戦いをする。
そんな言葉どおり、大好きななでしこのサッカーを見られて、幸せな今日でした。

そしてインタビューでは、「宮間さんが責任を背負っているかのように見えてしまいましたが・・・」ってインタビュアーに、「私たちはチームなので、それはないです」って清々しいほどのブレなさでばっさりいった宮間さんがかっこよすぎました。


とにもかくにも、一区切り。
悲しい区切りではありましたが、この一試合があったことを嬉しく思います。心新たに、今日からまた応援していこう。


また落ち着いたら色々書くと思いますが、とりあえず今日は余韻にひたって寝ますー