子供は三歳までに一生分親孝行をするといいますが(子供に例えるなって?)、

私は既に、一生応援しつづけても余りあるほどのものを宮間あやにもらったと思っています。

なので、宮間さんの進む道はどうであれ、応援することは変わらない。
Twitterやブログでも、そんな宣言しているファンは多い。私もそのうちの一人です。


11月13日、宮間あや選手の湯郷ベル退団が発表されました。

経緯は知りようもないですが、個人的には騒動以降、はじめて本人の言葉が聞けた気がするコメントでした。そして、続いて出た記事も。

契約満了選手のお知らせ

湯郷ベル退団の宮間 一問一答 「気持ち整理つかない」

個人的にはベルを出たほうがいいんじゃないかと思っていたので、退団と言う結果はそれほど悲しくはないです。
それに、黙ってるってことはそういうことなのかなー、と思ってたとおりの回答だったので、やっぱりなっていうか。


ただ本当に月並みな感想ですが、宮間さんだけではなく、福ちゃんにしろ松岡選手にしろ、退団するときはもっと幸せに満ちたものだと想像していました。あれだけ愛された選手たちだから。


ここまでひどい終わり方はなかなかないよなと(笑。笑うしかない)
・・・そんなことを数日間なんだか呆然と考えてました。


そして、ぼんやり考える中で、
サッカーとは全然関係ないですが、ひとり思い出した方がいました。

起業家の経沢香保子さん。
ご自身で立ち上げた会社「トレンダーズ」から2014年に退き、しばらくしてからまた別の会社を立ち上げている方です。二度の起業。

昔トレンダーズ時代の経沢さんの本を読んだことがあったのですが、昨年、何気なく読んだコラムでトレンダーズを退いたこと、新しい会社をおこされたことを知りました。

自分が一から立ち上げて育ててきた会社を去らざるをえなかったときの失意から、新しい場所へ向かうまでの道のりが書かれていたんです。

けっこう赤裸々に語られていましたが、トレンダーズからは追い出されるように、誰に見送られることもなく、挨拶したかった人に挨拶する機会も与えてもらえずに退いたのだそうで。
(そのときのコラム探したんですが見つからなかった。なのでちょっと正確じゃないんですが、こんな厳しい退任だったのかって驚いた記憶がすごくあります)

以前本を読んだときはあまり感情を揺らされることはなかったのですが、そのコラムを読んで以来、(私が言うのはおこがましいですが)なんだか応援するような気持ちで、経沢さんの会社の動向を見ている私がいます。

どんなひどい終わり方を経験したとしても、その人自身が強く誠実であれば、それは糧になるんだなと。むしろ魅力にだって昇華できるんだと。そのときに思ったことです。

経沢さん、パワーがあるぶん周辺にできる影も強い人に見えます。
それは少し、(ぜんぜんタイプは違いますが)宮間さんに思うこととも似ていて、光が強ければそのぶん闇も濃くなる、そんな印象があります。


まずは膝の状態がとても気がかりなので、それはちゃんと治してもらって。
そして心身ともにいいコンディションになったら、それからどんな姿を見せてくれるか楽しみにしています。
宮間あやが持つ技術も情熱も経験もサッカー観も、どれも宝ですから。


私は、カタチだけでも円満退社は大事だよね~~~なんて思ってるディフェンシブ主義なんですが、円満な別れって、そのときはどれだけ嫌でも、再会するときのための投資だと思ってるんですよ。

だから、紆余曲折、語れないことがあって、複雑な思いがあって、セレモニーなんてとんでもないような気持ちであったとしても、あやちゃんが関係する人たちと温かくお別れができていたらいいなと願っています。

ちょっと落ち着いたころにこそっと更新してみた、今日の記事でした。


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